司法書士

資格の種類
国家資格

資格の概要
司法書士は、不動産や会社などの登記業務を一手に引き受ける法律手続きの専門家です。

試験の合格率は毎回約2~3%と取得が難しい資格ですが、登記業務のエキスパートとして将来は保証されます。
収入が望め、社会的なニーズやステータスも高いのが特徴です。

司法書士として業務を行うには日本司法書士会連合会に登録し、法務局・地方法務局の管轄区域ごとに置かれている司法書士会に入会します。

一般には司法書士事務所に就職して実務経験を積んでから独立開業をする人が多いです。
独立スタイルのひとつとして「宅地建物取引主任者」「行政書士」などの資格も取り、仕事の範囲を広げる人も多いです。

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取得方法
司法書士試験(筆記試験および口述試験)に合格すれば資格が取得できます。

受験資格
年齢、性別、学歴などに関係なく、誰でも受験できます。

試験内容
■筆記試験
[試験科目]
[1] 憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む)、および刑法に関する知識
[2] 不動産登記および商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む)
[3] 供託ならびに民事訴訟、民事執行および民事保全に関する知識
[4] その他司法書士法第3条第1項第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識および能力

[時間割]
・午前の部( 9:30~11:30):試験科目[1](多肢択一式)
・午後の部(13:00~16:00):試験科目[2](多肢択一式および記述式)、[3][4](多肢択一式)

[配点](280点満点)
・多肢択一式問題:午前の部、午後の部それぞれ35問105点満点
・記述式問題:2問70点満点

■口述試験
[試験科目]
筆記試験科目[1][2][3][4]の知識について
試験官から質問を受けてそれに答える試験形式で、質問分野は不動産登記、商業登記、司法書士法など実務を前提としたものになります。

試験日
年1回(7月上旬:筆記試験、10月中旬:口述試験)

平成21年度司法書士試験
・筆記試験:平成21年 7月 5日(日曜日)
・口述試験:平成21年10月13日(火曜日) ※筆記試験の合格者のみ

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試験場
・筆記試験:法務局または地方法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所
・口述試験:管区法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所

受験手数料
6,600円

合格率
・2.8%(平成18年度:出願者数 31,878人、合格者数 914人)
・2.8%(平成19年度:出願者数 32,469人、合格者数 919人)
・2.8%(平成20年度:出願者数 33,007人、合格者数 931人)

※これまでの試験の司法書士 合格率はこちらから

学習方法
合格率は例年3%前後と難関なので、スクールや通信講座の受験対策コースを受けるのが合格への近道です。
受験勉強をしながら司法書士事務所へアルバイトで入り、実務経験を積む方法もあります。

講座・スクール情報
司法書士 学校の詳細はこちらから

お問合わせ先
各管区法務局および地方法務局総務課

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