通関士

資格の種類
国家資格

資格の概要
通関士は国が認める貿易のスペシャリストです。

貨物の輸出入の際、税関に提出する通関書類の審査・記名押印や、税関が行う調査、検査、処分などに対して不服の申し立て・主張・陳述をするなど、通関業務を代行するのが通関士の役割です。

通関士の実数は全国でわずか7,000人程度。
活発化・拡大化する国際貿易のキーマンとして企業も重視しておりニーズは高いです。

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取得方法
国家試験である通関士試験に合格すれば資格取得できます。

ただし、試験の合格者が実際に通関士として通関業務に従事しようとする場合には、勤務先の通関業者の申請に基づく税関長の確認が必要です。

受験資格
学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限がありませんので、どなたでもこの試験を受けることができます。

試験内容
[試験科目]
[1] 通関業法
[2] 関税法、関税定率法その他関税に関する法律および外国為替および外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る。)
[3] 通関書類の作成要領その他通関手続の実務

※これらの科目は、法律のほかに、それぞれの法律に基づく関係政令、省令、告示、通達を含み、平成21年7月1日現在で施行されているものとします。

■試験科目の一部免除
通関業者の通関業務、または官庁における関税その他通関に関する事務(税関の事務およびその監督に係る事務)に従事した期間が、通算して15年以上あるときは試験科目[2][3]が免除、その期間が5年以上あるときには試験科目[3]が免除されます。

[時間割]
・ 9:30~10:20:試験科目[1]
・11:00~12:40:試験科目[2]
・13:50~15:20:試験科目[3]

[試験方法] 各試験科目とも筆記(マークシート方式)により行います。

[出題形式]
試験科目[1]:択一式、選択式
試験科目[2]:択一式、選択式
試験科目[3]:択一式、選択式、計算式

試験日
年1回(例年10月上旬~中旬)

第43回通関士試験
平成21年10月4日(日)

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試験実施地
北海道、新潟県、東京都、宮城県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県

受験手数料
3,000円

合格率
・ 7.7%(第41回:受験者数 10,695人、合格者数  820人)
・17.8%(第42回:受験者数 10,390人、合格者数 1,847人)
・ 7.8%(第43回:受験者数 10,367人、合格者数  807人)

※これまでの試験の通関士 合格率はこちらから

学習方法
スクールや通信講座などの通関士講座を受講します。一般的な講座の受講期間は6か月~1年です。
試験前になると試験対策講座などもあります。

講座・スクール情報
通関士 講座の詳細はこちらから

お問合わせ先
各地区の税関通関業監督官

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