土地家屋調査士

資格の種類
国家資格

資格の概要
土地家屋調査士は、顧客の依頼を受けて不動産の表示に関する登記に必要な土地または家屋に関する調査・測量をして、書類作成・申請手続をすることを業とする者のことです。

不動産は、登記してはじめて所有者が権利を主張し、財産を守ることができます。
その意味でも社会的意義が高く、社会資本整備の面からも公共性の高い資格といえるでしょう。

仕事内容が不動産登記に関するものだけに、
司法書士の資格と合わせ持つ人が多く、ダブルライセンスを活かして独立開業している人も多いです。

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取得方法
土地家屋調査士試験に合格後、
土地家屋調査士会連合会に備える土地家屋調査士名簿に登録されることで、業務を行えるようになります。

受験資格
年齢、性別、学歴等に関係なく、誰でも受験することができます。

測量士、測量士補、一級建築士もしくは二級建築士となる資格を有する者または午前の部の試験について筆記試験に合格した者と同等以上の知識および技能を有するものとして法務大臣が認定した者は、その申請により午前の部の試験が免除されます。

試験内容
■筆記試験
[試験科目]
不動産の表示に関する登記につき必要と認められる事項であって、次に掲げるもの。
[1] 民法に関する知識
[2] 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む)および審査請求の手続きに関する知識
[3] 土地および家屋の調査および測量に関する知識および技能であって、次に掲げる事項
(ア)平面測量(トランシットおよび平板を用いる図根測量を含む)
(イ)作図(縮図および伸図ならびにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む)
[4] その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識および能力

[時間割]
・午前の部( 9:30~11:30):試験科目[3]
・午後の部(13:00~15:30):試験科目[1][2][4]

[出題形式・問題数および配点]
・午前の部:多肢択一式問題10問(60点満点)、記述式問題1問(40点満点)
・午後の部:多肢択一式問題20問(50点満点)、記述式問題2問(50点満点)

■口述試験
[試験科目]
筆記試験の試験科目[1][2][4]に掲げる事項について行います。

試験日
・筆記試験:8月下旬
・口述試験:11月上旬

平成21年度土地家屋調査士試験
・筆記試験:平成21年 8月23日(日曜日)
・口述試験:平成21年11月 9日(月曜日)

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試験場
・筆記試験:法務局または那覇地方法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所
・口述試験:管区法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所

受験手数料
7,200円

合格率
・6.7%(平成19年度:出願者数 7,540人、合格者数 503人)
・6.7%(平成20年度:出願者数 7,270人、合格者数 488人)
・6.7%(平成21年度:出願者数 7,234人、合格者数 486人)

※これまでの試験の土地家屋調査士 合格率はこちらから

学習方法
筆記試験の「午前の部」試験は難易度が高いので、事前に免除資格を取得しておきましょう。
特に、免除資格の1つである測量士補資格を取得するほうが「午前の部」試験で合格点をとるよりも容易であるため、ほとんどの受験生は免除資格を取得したうえで土地家屋調査士試験を受験しています。
「午前の部」試験はフリーパスが合格への近道です。

講座・スクール情報
土地家屋調査士 通信講座の詳細はこちらから

お問合わせ先
各管区法務局または地方法務局総務課

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